隔離措置に文句を言う一部のオーストラリア人

こんにちは、サボの介です。

いつもはネットでニュースを見ていた筆者でしたが、最近はテレビのニュースを見るようになりました。今日は、オーストラリアニュースで話題になった、海外旅行帰国者に対しての隔離措置に文句を言う一部のオーストラリア人に耳を傾けてみました。

オーストラリア政府による隔離措置対策【海外帰国者】

オーストラリア政府は現在、海外から帰国した者を、空港で諸手続きの後、14日間指定したホテルで隔離を義務付けています。日本でも実施しておりますが、違う点は彼らのホテル滞在は納税者からの資金によって供給されます。

5つ星ホテルに3食付きを14泊15日

指定されたホテルはシドニーですと市内にあるヒルトンやインターコンチネンタルホテル等です。普段はスタンダードルームでも最低1泊A$200以上する（100円計算で2万円）5つ星ホテルです。そして更に3食付いているご飯も無料です！（食事はドアの外に置かれるようです）

一部の人達が【牢獄】だと主張

ですが滞在している一部の人間は【豪華な独房】と言い、更に『新鮮な空気が吸えない』、『ご飯が冷たくて不味い』と文句を言っています。そしてメディアが外から覗いていると、紙にメッセージを書き『この牢獄から出してくれ！』と窓に張り付けながら、中からボディーランゲージをしていました。

我が儘過ぎではありませんか？

私は、『は？何言っているの？』とテレビに向かって声を発していました。ある女性は供給されたご飯の写真（機内食の様な入れ物の中に、トマトパスタ・ブロッコリーの温野菜・ベイクドポテトが入っていました）をSNSにアップロードし、『こんなご飯を渡すホテルに泊まりたいですか？』とコメントしました。更に食事後の写真をアップし、野菜だけ綺麗に残すという。。本当に育ちや常識の無さを疑います。

紙にメッセージを書いていた中年のご夫婦は、ハワイのクルーズ船旅行を楽しんだ後の帰国で、『5つ星に泊まっているからあんまり文句は言えないけど…』からの10分以上文句をだらだらと話していました。正直、【こんな状況なのに海外に行った本人達の責任では？】という感じです。

NSW州の警視総監のおっしゃる通り

ホテルや今回の隔離措置にに文句を言う一部の帰国者に対し、NSW州の警視総監はこのように仰いました。

『彼らが滞在しているのは一流の5つ星ホテルです。なのでそんなに酷い状況ではないと思っています。そして森林火災で家を失った人達は未だにテントやキャンピングカーで生活をしていますが、問題はありません。』

いやー、本当にそうですよね。 隔離措置は14日間と決まっているのに対し、去年森林火災で家を失った人々はいつ家に帰れるかわかりません。その人達と比べたら（比べる価値もないですが）、悪くないと思うのが世間のイメージであり、特に娯楽で海外に行った人が文句を言うのは筋が通りません。

このニュースに対してのコメントを拝見

ニュースで話題になりましたので、ネットニュースでもこの記事が上がっていました。この記事に対するコメントが365ほどあったので、一部を訳してみました。

• 『5つ星が嫌なら丸くなって自分家の靴箱の中で生活して下さい。私と主人はヒルトンに泊まりましたが問題なかったです』
• 『大人になれ！この対策はあなたの為、そして外にいる私たちの安全を考慮した措置です』
• 『私の妹も5つ星のホテルに隔離されましたが、彼女はとても快適だったと言っていますし、オーストラリア政府は国民にプレミアムケアをちゃんとしているよ』
• 『彼らはオーストラリアに無事帰れたことを有難く思うべきだ！そしてこの隔離措置に文句を言うようならば、軍事基地に置かれている様なテントに泊まらせ、同じ食事を与えて欲しいです。』
• 『自分が払った納税を、文句ばかり言う人に使ってほしくない』
• 『14日間5つ星に3食付き。そしてインターネットやネットフリックスも見れて全て無料。何が不満なのか理解できない』

あくまで一部の人間です

この隔離措置に素直に従った方がほとんどですし、多くの方が良かったと話しています。ですが以前、トイレットペーパーの取り合い動画が世界中に広がったりと、このニュースも含め、オーストラリア人のイメージダウンに繋がる事は間違いないでしょう。

日本でも海外帰国者の隔離措置が空港で始まっていますが、受け入れホテルもオーストラリアほど無いでしょうし、ましてや5つ星の3食付きで無料は皆無でしょう。文句を言っている人たちはもう少し、自身の行動や言動に疑問を持って欲しいものです。

以上、ケアンズからお伝えしました。今日もこの記事を読んで下さり、ありがとうございました。 

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