ケアンズ在住~サボの介の雑記ブログ~

オーストラリアのケアンズ在住を活かして、様々な情報を皆さんに提供出来たらな良いなと思っております。

【SCSE】ってご存知ですか?

こんにちは、サボの介です。

今日はお題キャンペーンの【お仕事エピソード】を語ろうと思います。もう何十年も昔の話ですが、私がディズニーシーでキャストをしていた時のエピソードです。

 

 

きっかけは友人から

私がホテルの専門学校へ通い始め、クラスメイトと大分打ち解けてきた夏休み前、ある1人の友人が『ディズニーでバイトしてるから一緒にやらないか』と言ってきました。

当時は千葉県在住で、自宅からディズニーまでは電車で乗り継いで1時間といったところでしょうか。仕事はセブンイレブンのスタッフをしていましたが、時給が700円で、ディズニーは時給1000円だったのもあり、受けることにしました。

彼女はディズニーシーのポップコーンやアイスを販売するスタッフでしたので、同じポジションを面接時に希望すれば大体希望職種へ行けると言っていました。(ちなみに人気職種は当時アトラクションでした)

いざ面接へ

当時は【東京ディズニーシー5周年】で、更に今では人気でお馴染みの【タワーオブテラー】が新アトラクションで登場する年でしたので(+夏休み前)、たくさんのスタッフ(ディズニーではキャストと呼ぶので以下キャスト)が必要だったのでしょう。面接会場は500人ほど収容出来る体育館のような場所でした。

中へ入ると、2mほどの距離間で離れた机と椅子がたくさん並んでおり、それぞれの椅子に面接官が座っていました。私の順番が回ってくると1対1の面接が始まりました。(ちなみにアルバイトでしたが、スーツで行った方が良いと友人に言われスーツで参戦しました)

自身の履歴書を渡し、『いつから働けるのか』、『住んでいる場所』、『希望の職種(アウトドア販売員が意外だったのか、拍子抜けした顔をされた印象が残っています)』等、淡々とした会話が続きました。

身だしなみチェックは厳しい印象でした

今は身だしなみチェックは緩くなったと思いますが、当時は髪の色やメイクも厳しく、面接時にしていたアイシャドウ(茶色に少しラメが入っていました)を指摘され、『もし採用したらこのラメの入ったメイクは出来ないですけど良いですか?』と言われました。

採用から研修までの流れ

数日後に採用が決まり、必要書類が送られ、その中に【入社式】があるのにビックリしました。アルバイトなのに入社式があり、しかもスーツ着用って。。。という感じでした。

入社式には約40~50名ほどいた気がします。そこから各部門に分かれ、それぞれ約1カ月の研修が始まりました。ただただ『はぁ~、ディズニーさんしっかりしてますね』と学生ながらも感じた瞬間です。そして研修してくれるキャストさんもアルバイトなので、よほど教育がなされているのだと感じました。

嬉しかったのが研修時から時給が発生し、そしてアルバイトですが社割が使えたので、勤務後にイクスピアリのディズニーストアで無駄遣いをしていました(笑)

研修時に学んだ【SCSE】

研修内容はもうほとんど覚えていませんが、唯一覚えているのが、ディズニーの【SCSE】で、全てはハッピーの為にという教育方針です。これは優先順位を表している英語の頭文字で、以下の通りです。

  • S=Safety【安全】
  • C=Courtecy【礼儀正しさ】
  • S=Show【ショー】
  • E=Efficiency【効率】

この【SCSE】を1時間ほどかけてキャストさんが説明してくれたのを覚えています。研修内容は伏せますが、話を聞くだけではなく実践も研修で体験しました。全ては来てくれるお客様・キャストの幸せの為にをモットーにと、熱弁してくれました。

研修から更に研修へ

ここから当時のネタバレを含みますので、ディズニーの夢が壊れるから嫌という方はご注意下さい。

 

アルバイトが約1万8000人居ると言われているディズニーは中も凄かったです!研修が終わり、凄い数のロッカールームがある更衣室で着替え、本配属先へ行くまでバスで移動しました。私の配属先のオフィスは丁度【プロメテウス火山】の下にあり、そこから更に本配属の研修が始まりました。もちろん教えてくれる先輩もアルバイトのキャストさんです。

アウトドア販売員は基本1人勤務(1台のお店に1人のみで、忙しい時のみヘルプ有り)なので、全てが自己責任でした。毎日メモを取り、家で復習し、分からなかった事は次の日に先輩に聞くといった感じでした。1人デビューが近づくたびにシフトを見ては緊張でご飯が食べれない現象が発生していました。

失敗もしたけど勉強出来て良かったお仕事

1人デビューから1カ月は緊張でドキドキしっぱなしで失敗もしましたが(お客様に迷惑が掛かる前に回避は出来ました)、それからは夏休みに入り、忙しさもあり充実したアルバイトでした。当時のキャスト特典は【タワーオブテラー】オープン前、現場キャストさんの練習の為、無料で乗れたこと、数カ月勤務後に(確か3ヶ月経った頃)、ワンデーパスポートを頂けた事でした。今思うと社割もあったり等、私が社会人になって働いていたホテルと比べてかなりホワイト企業だなと感じました。もちろんアルバイトでしたし、社員だとまた違った苦楽が待っているでしょうが^^:

1度憧れたディズニーで働く夢は、特に夢が壊れる事も無く、良い緊張感を与えてくれた職場でした。今度日本に帰国出来、ディズニーがまた再開したら、約10年ぶりなので是非とも行きたいですね。

今日もこの記事を読んで下さり、ありがとうございました。

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